平塚商工会議所「キャッシュレスセミナー」(2019年06月25日)

海の街「平塚」

6月25日は神奈川県は、平塚商工会議所の「キャッシュレスセミナー」に登壇してきた。

「ここら辺はまだキャッシュレスに関心のある人がそんなに多くないので、地域で呼びかけて今回のセミナーをやることにしたんですよ」と、商工会議所の所長さんが教えてくれた。
今回は伊勢原市商工会との合同で主催となっていて、秦野商工会議所・大磯町商工会・二宮町商工会などが共催に入っている。商工会と商工会議所は実は全くの別組織なので一緒に何かをすることは珍しいのだが、こんな風に組織の枠を超えて交流が盛んなのは面白い土地柄である。

平塚は日本三代七夕まつりの開かれる土地でもある。
こうしたお祭りが盛んな街は、商店街が元気な街が多い。また商店街通しの連携力も強いのだろう。

平塚商工会議所は、平塚駅から徒歩5~6分でもう10~15分くらい歩けば海岸に着くような場所にある。駅を降りると広い青空がパーッと開けて、風が潮の香りを運んで来てくれた。
今までセミナーは内陸部でやることが多かった。山間部の田畑の風景も素晴らしいが、こうした海の街の雰囲気もまた素晴らしい。直線的に海岸まで並ぶ松の並木を抜け、大型バイクやアメ車に乗ってゆったりと海岸沿いを走ったらさぞかし気持ちが良いことだろう。

セミナーは、いろんな土地にお邪魔しに行くので、日常生活だけしていたら知らないような各地の行事や土地柄に触れる機会が多くなる。こうしたことも、中小企業診断士になって本当によかったと思う点である。

キャッシュレス・消費者還元事業の決済手数料

今回、キャッシュレス・消費者還元事業で抑えられた決済手数料がどのくらいの期間継続されるのですか?との質問をいただいた。

日本でキャッシュレスが普及していかない理由の一つに、決済手数料の高さが挙げられる。クレジットカードだと平気で5-7%とる場合もある。
例えば1000円のランチをクレジットカードで支払うと50円から70円はクレジットカード会社が持っていくことになる。原材料費を1%でも下げたい、でもお客さんに品質の低い食材は使えないしなぁと四苦八苦しているお店からするとこの利率は暴利である。(だから飲食店では単価を抑えるランチでは現金のみ、というお店も多い。)

手数料の高さがブレーキになってキャッシュレス化が進まない現状を憂慮する国は、キャッシュレス・消費者還元事業に参加するキャッシュレス事業者には、少なくとも事業期間中(2019年10月1日〜翌年6月末までの9ヶ月間)は3.25%以下にしないさいよと強制している。
ただ、店舗側として気になるのは、事業期間終了後にどうなるかというところだ。
決済事業者リストには、事業期間終了後の手数料の継続か否かが明記されているが、例え「継続」と書いてても、それがいつまで保証されるのかは、押さえたいところだ。

答えをいえば、「いつまで継続かは全く保証されていない」である。

極端な話、事業期間中終了の一月後に内規などを変更して決済手数料が大幅に上がっても国が何か罰則を設けたりしているわけではない。ここはあくまでも、契約自由の原則に基づく、決済事業者と店舗側の自発的な取引でしかない。

ただし、一方で今回のキャッシュレス・消費者還元事業で示された「3.25%以下」というのは、国が示したある種無言の基準という見方もできる。また、大手の事業者でもJCBを除いてはだいたい3.25%以下を示すところも増えてきているため、適正な競争環境が維持される分には今後は「3.25%」が選ぶときの一つの基準となるだろう。

下記は、セミナーの様子

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